『サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡』展が、5月23日から東京・品川の原美術館で開催される。
アメリカ・ヴァージニア州出身のサイ・トゥオンブリーは、アメリカ抽象表現主義の第2世代ともされる20世紀を代表するアーティスト。即興的に描かれた線や絵具の飛沫に、文字や数字、記号がランダムに組み合わさった絵画やドローイング作品で知られている。晩年には『高松宮殿下記念世界文化賞』『ヴェネチア・ビエンナーレ』金獅子賞などを受賞し、2011年に逝去した。
同展では、紙に描かれた作品にフォーカスし、1953年から2002年までの約50年間に制作されたドローイングやモノタイプ作品約70点を展示。生前にトゥオンブリーが作品の選定に関わり、ロシア・サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館を皮切りに世界各地に巡回した展覧会を、原美術館の展示空間に合わせて再構築する。なお、作品の一部は5月29日から同美術館の別館である群馬・ハラ ミュージアム アークで展示される。
イベント情報
『サイ トゥオンブリー:紙の作品、50年の軌跡』
2015年5月23日(土)~8月30日(日)
会場:東京都 品川 原美術館
時間:11:00~17:00(祝日を除く水曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(7月20日は開館)、7月21日
料金:一般1,100円 大高生700円 小中生500円
※原美術館メンバーは無料、学期中の土曜は小中高生の入館無料
イベント情報
『サイ トゥオンブリー×東洋の線・面・空間(仮題)』
2015年5月29日(金)~9月2日(水)
会場:群馬県 ハラ ミュージアム アーク 觀海庵