『沖縄 見つめて愛して 写真家・平敷兼七』が、6月19日にNHK Eテレの『日曜美術館』で放送される。
2009年に逝去した沖縄出身の写真家・平敷兼七にフォーカスする同特集。平敷は日雇い労働者や障がいのある人、貧しい子ども、老いた売春婦といった戦後沖縄の社会に生きる無名の人々を生涯にわたって記録し続けた。
番組では、昨年『第40回木村伊兵衛写真賞』を受賞した沖縄出身の写真家・石川竜一が平敷の足跡を辿る様を撮影。平敷の作品について「初めて自分と同じ匂いの、自分が撮りたかった沖縄を撮った写真を見た」と語る石川が、平敷が撮影した場所などを訪れ、被写体となった人々たちとの出会いを通じて、彼が捉えた沖縄の戦後史に迫る。また生前の平敷を知る一青窈も語りで登場する。