篠山紀信展『快楽の館』が、9月3日から東京・品川の原美術館で開催される。
1960年代から現在まで数多くのヌード写真を撮り、人が「裸であること」から創り出すことができる表現に挑戦し続けているという篠山紀信。
原美術館を「快楽の館」に変貌させることをテーマに据えた同展では、モデル約30人を原美術館で撮影した、約60点の撮り下ろしヌード写真を展示。作品の一部は実際に撮影が行なわれた場所の壁面に展示される。さらに森村泰昌、宮島達男、奈良美智らの常設展示作品と篠山のコラボレーション写真も紹介する。
なお会期中には関連イベントの開催を予定している。詳細は原美術館のオフィシャルサイトで確認しよう。
篠山紀信のコメント
美術館は作品の死体置き場、
死臭充満する館に日々裸の美女が集う。
美女たちの乱舞、徘徊、錯乱、歓喜、狂乱、耽溺……
あらゆる快楽がこの館でくりひろげられる。
幻蝶が舞う夢と陶酔の館。
この祝祭は初秋の夜にはじまり、歳明け、厳冬の朝に散る。
たった4ヶ月余の一度だけの狂宴。
お見逃し無く。