舞台『PHOTOGRAPH 51』が4月に東京・池袋の東京芸術劇場 シアターウエスト、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。
『PHOTOGRAPH 51』は、DNAの二重らせん構造を発見したが、『ノーベル賞』受賞に至らなかったイギリスの女性科学者ロザリンド・フランクリンと、フランクリンを取り巻く5人の男性を描いた作品。2015年にイギリス・ロンドンのウエストエンドで初演され、ニコール・キッドマンがフランクリン役を演じた。
日本初演となる同公演でフランクリン役を演じるのは舞台初出演の板谷由夏。共演者には、神尾佑、矢崎広、宮崎秋人、橋本淳、中村亀鶴らが名を連ねる。演出はサラナ・ラパインが担当。公演日やチケットなどの詳細は後日発表される。
フランクリン役の板谷由夏は「彼女が我を忘れるほど研究に没頭していたように、私もこの作品、そしてロザリンドという役に没頭して過ごせるよう、精一杯努めます」、演出を担当するサラナ・ラパインは「Photograph51は、想像力(クリエイティビティ)と革新(イノベーション)をテーマとした作品です」とそれぞれコメントしている。
板谷由夏のコメント
今回、本作品で初めて舞台に挑戦できることをとても嬉しく思います。
私の演じるロザリンド・フランクリンは意思が強くて、ストイックに研究に熱中した、頑固さと純粋さを併せ持った女性です。
「男性」「女性」という区別なく、一つの物事にここまで夢中になり、生涯を捧げられる方はなかなかいません。
私自身も、この仕事をしている中で、自分でも驚くぐらい集中していると気づいたときに幸せだと感じます。
恐らくロザリンドも幸せだったと思いますので、その軸を大切にして、精一杯、ロザリンドとしての生涯を生きたいと思います。
彼女が我を忘れるほど研究に没頭していたように、私もこの作品、そしてロザリンドという役に没頭して過ごせるよう、精一杯努めます。サラナ・ラパインのコメント
Photograph51は、想像力(クリエイティビティ)と革新(イノベーション)をテーマとした作品です。
科学の分野において、まだ女性の地位が認められなかった時代、ロザリンド・フランクリンは常に孤独の中でDNA構造の研究に向き合っていた。
そんな彼女は本作品の作家アナ・ジーグラーの手によりパイオニアとして描かれ、同時にその物語は訓話的な意味合いをも持つ。
彼女はなぜ裏切られてしまったのか。女性だから?頑固さゆえ?それとも周りの男性のせい?
ロザリンドはDNA構造の発見に大いに貢献したにも関わらず、彼女の研究者としての成果は生涯日の目を見ることがなかった。
これは周りの男性たちが自分たちの手柄にしたかったからなのだろうか?そして、それが歴史にもたらす影響とは何なのか…
- イベント情報
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『PHOTOGRAPH 51』
演出:サラナ・ラパイン 作:アナ・ジーグラ 出演: 板谷由夏 神尾佑 矢崎広 宮崎秋人 橋本淳 中村亀鶴 東京公演 2018年4月 会場:東京都 池袋 東京芸術劇場 シアターウエスト 大阪公演 2018年4月 会場:大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
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