映画『新世紀、パリ・オペラ座』が12月9日から東京・渋谷のBunkamura ル・シネマほか全国で順次公開される。
同作はフランス・パリのオペラ座の裏側を映したドキュメンタリー映画。ナタリー・ポートマンのパートナーとしても知られるバンジャマン・ミルピエがパリ・オペラ座バレエ団の芸術監督を短期間で辞任するという騒動の中、新体制となったオペラ座が新作オペラ『ラモーゼとアロン』の上演を目指すが、さらなる困難が降りかかるという内容だ。
予告編ではリハーサルの様子や、演出をめぐって激しい議論が生じる場面、職員のストライキなどにより上演が危機に陥るシーン、ロシアの田舎町出身で才能を秘めた若手歌手のミハイル・ティモシェンコが慣れない英語で自己紹介する姿、ティモシェンコに対する「稀に見る逸材だ」「彼をスターにする」というスタッフの発言などが確認できる。
監督を務めたのはドキュメンタリー作品を多く発表しているジャン=ステファヌ・ブロン。出演者にはミルピエ、ティモシェンコのほか、オペラ座総裁のステファン・リスナー、バレエ団の新たな芸術監督であるオレリー・デュポン、音楽監督のフィリップ・ジョルダン、演出家のロメオ・カステルッチ、オペラ歌手のブリン・ターフェル、ヨナス・カウフマン、オルガ・ペレチャッコ、ミヒャエル・クプファー=ラデツキー、ジェラルド・フィンリーらが名を連ねている。
- 作品情報
-
『新世紀、パリ・オペラ座』
2017年12月9日(土)からBunkamura ル・シネマほか全国順次公開監督:ジャン=ステファヌ・ブロン 出演: ステファン・リスナー バンジャマン・ミルピエ オレリー・デュポン フィリップ・ジョルダン ロメオ・カステルッチ ブリン・ターフェル ヨナス・カウフマン オルガ・ペレチャッコ ミヒャエル・クプファー=ラデツキー ジェラルド・フィンリー ミハイル・ティモシェンコ 上映時間:110分 配給:ギャガ
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?