映画『寝ても覚めても』の追加キャストが発表された。
『ハッピーアワー』などの濱口竜介監督による商業デビュー作となる同作は、柴崎友香の同名小説が原作。忘れられないかつての恋人・麦と、彼と同じ顔をした誠実なサラリーマン・亮平の間で揺れる女性・朝子の8年間を描く恋愛映画となる。これまでに麦と亮平の2役を東出昌大、ヒロイン・朝子役を唐田えりかが演じることがわかっていた。
今回出演が明らかになったのは、瀬戸康史、山下リオ、伊藤沙莉、渡辺大知(黒猫チェルシー)、仲本工事、田中美佐子。瀬戸康史は亮平の会社の後輩・串橋役、山下リオは朝子のルームメイトで女優の卵のマヤ役、伊藤沙莉は朝子の親友・春代役を演じる。また渡辺大知は麦の友人・岡崎役、田中美佐子は岡崎の母親・栄子役にキャスティング。仲本工事は主人公たちを繋ぐ重要人物・平川役を演じる。
同作は8月25日にクランクアップ。濱口監督は撮影を振り返り「役者さんたちの間に生まれた信頼関係が、お互いの魅力を引き出してくれたと思います。何より、主演の東出さんが献身的に、撮影のすべてを支えてくれました。東出さんの存在があったからこそ、ヒロインの唐田さんの輝きが増しました」とコメントしている。
濱口竜介監督のコメント
『寝ても覚めても』、とても素敵な現場でした。
集まってくれたすべてのキャストとスタッフに感謝します。
まず、本当に面白い原作があって、「この人たちしかいない」と思える、とても素晴らしいキャストが集まった現場でした。
役者さんたちの間に生まれた信頼関係が、お互いの魅力を引き出してくれたと思います。
何より、主演の東出さんが献身的に、撮影のすべてを支えてくれました。
東出さんの存在があったからこそ、ヒロインの唐田さんの輝きが増しました。
自分の眼の前で、カメラの前で、とても素晴らしいことがたくさん起きた撮影でした。
原作の大切な部分も、映画の中にしっかりと残せたと思っています。
きっと、この上なく面白い映画になるでしょう。
それをちゃんとお届けできるよう、これから頑張ります。期待してお待ちください。
- 作品情報
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『寝ても覚めても』
2018年公開監督:濱口竜介 原作:柴崎友香『寝ても覚めても』(河出書房新社) 出演: 東出昌大 唐田えりか 瀬戸康史 山下リオ 伊藤沙莉 渡辺大知 仲本工事 田中美佐子 配給:ビターズ・エンド
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CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?