展覧会『「ダリの挿絵版画」―絵を読む、物語を見る。』が、9月11日から福島・北塩原の諸橋近代美術館で開催される。
同展では、サルバドール・ダリが物語の挿絵として制作した版画作品を3章構成で紹介。第1章ではミゲル・デ・セルバンテスの『ドン・キホーテ』をモチーフに、インク入りの弾丸を火縄銃でキャンパスに撃つという技法「銃弾主義」で制作された版画12点を展示する。第2章ではプロスペル・メリメの小説を下敷きにしたジョルジュ・ビゼー作曲のオペラ『カルメン』の印象を描いた25点を、第3章ではダンテ・アリギエーリの叙事詩『神曲』をテーマに、イタリア政府の依頼で制作された挿絵をそれぞれ展示する。会場では原作の文章からの引用や、ダリの用いた特殊な制作手法の解説も行なわれる。
諸橋近代美術館では、コレクション展『シュルレアリスムとダリ』も同時開催。会期中にはギャラリートークや絵画教室、講演会、パエリアの無料提供イベントなどが実施される。詳細は諸橋近代美術館のオフィシャルサイトをチェックしよう。
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『「ダリの挿絵版画」―絵を読む、物語を見る。』
2017年9月11日(月)~11月30日(木) 会場:福島県 北塩原 諸橋近代美術館 時間:9:30~17:30(11月は17:00まで、入館は閉館30分前まで) 料金:一般950円 高校・大学生500円 ※中学生以下は無料