10月20日からテレビ東京系で放送される連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』の追加キャストが発表された。
荻原浩の小説『花のさくら通り』を原作にした同作の主人公は、かつては一流広告代理店の売れっ子で時代の寵児とも言われた杉山。独立を考えたが上手くいかず、弱小会社「ユニバーサル広告社」に拾われた杉山が、会社の移転で辿り着いた寂れた商店街で奮闘するというあらすじだ。杉山役を演じるのは沢村一樹。脚本は連続テレビ小説『ひよっこ』などの岡田惠和と、谷口純一郎が手掛けた。
今回発表された出演者は、商店街にある純喫茶「ジュルビアン」の看板娘・藤沢さくら役の和久井映見、ユニバーサル広告社のメンバーとして、冷静沈着で経理担当の猪熊エリカ役の片瀬那奈、猪熊と衝突しがちなウェブデザイナー村崎六郎役の要潤、ユニバ―サル広告社の社長・石井健一郎役の三宅裕司。
さらに、さくらの父親で「ジュルビアン」のマスター藤沢宏役のでんでん、親の遺産で食いつないでいる城田光役のやついいちろう、カフェを経営しつつ商店街の案内放送を担当している一の瀬始役の入江甚儀の出演も明らかになった。
テレビ東京のドラマに初出演する和久井映見は、さくらについて「さくらは自分のかかえている事、自分の暮らす商店街に思うこと、いろいろありながら、このユニバーサル広告社の皆さんとの出会いによってまた人生が動き出す、好奇心も忘れない明るさも持った女性です」とコメントしている。なお沢村一樹をはじめ、和久井映見、三宅裕司、やついいちろうは岡田惠和が脚本を手掛けた『ひよっこ』にも出演している。
和久井映見のコメント
ユニバーサル広告社の皆さんとの場面、沢村さん、片瀬さん、要さん、三宅さん、撮影中のチームワークというか、そこにある空気があったかく前に進んでいくかんじが本当に素敵でかっこ良くて。さくらが広告社の皆さんと出会って、感激、感動をおぼえたように、私自身もご一緒させていただける時間、すごく嬉しいです。
さくらは自分のかかえている事、自分の暮らす商店街に思うこと、いろいろありながら、このユニバーサル広告社の皆さんとの出会いによってまた人生が動き出す、好奇心も忘れない明るさも持った女性です。
魅力的に演じられるよう頑張りたいです。片瀬那奈のコメント
ユニバーサル広告社の経理担当猪熊こと片瀬那奈です。
珍しく寡黙です。仕事は出来る人ですが、毒舌です。
とにかく台本が面白くて読み入ってしまいます。
ユニバーサル広告社のメンバーのキャラが、各々拗らせていまして、会話しているだけで楽しいです。
そしてまた珍しくメンバー皆高身長。
172㎝の私にはとても落ち着ける現場です。
ご家族で、お一人で、どなたとでも御覧いだだきたいです!要潤のコメント
岡田惠和さんの世界観に思う存分浸れる事に喜びを感じています。村崎という役は、ロックをこよなく愛し、少しヤンチャで、しかし仕事に対する情熱は人並み以上に持っている男です。
ヤンチャが故に失敗をしてしまう事もありますが、ユニバーサル広告社のメンバーの皆さんの愛情に囲まれて何とかやり繰り出来ていると思います。
グチグチ文句を言う時もありますが、それは愛情の裏返しです。おそらく、その部分を上手く表現出来れば、この役と良い距離感で歩む事が出来ると思います。仕事に行き詰まったり、人間関係で悩んだりした時にはこのドラマを観て、クスッと笑ったり、ちょっと泣いたりして、また頑張ってください。そんなドラマです。三宅裕司のコメント
昨今、視聴率第一主義のテレビドラマ界は、設定が奇抜だったり、マンガが原作という作品が多いように思われます。
そんな中で「家族が揃って楽しめる昔ながらのホームドラマを復活させたい」という想いに賛同して、参加させて頂きました。
私が演じるユニバーサル広告社の石井社長は、人情に厚く、仕事に対しての熱意もあるが、情に流されやすく、ちょっと間が抜けているという憎めない男です。岡田惠和さんの創り出す面白おかしいセリフを大切にしつつ、楽しく演じたいと思っています。
出演者には、岡田ワールド体験者が多く、撮影初日から自然と和気あいあいとした楽しい雰囲気になりました。この空気は、きっとテレビの画面からも感じて頂けると思います。
- 番組情報
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『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』
2017年10月20日(金)から毎週金曜20:00~テレビ東京系で放送監督:川村泰祐 脚本:岡田惠和、谷口純一郎 原作:荻原浩『花のさくら通り』(集英社文庫) 主題歌:GLAY“あなたといきてゆく” 出演: 沢村一樹 和久井映見 片瀬那奈 要潤 やついいちろう 入江甚儀 でんでん 三宅裕司
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?