ドキュメンタリー映画『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』が10月28日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマで公開される。
1878年にアイルランドの貴族の家に生まれたデザイナーのアイリーン・グレイ。装飾、デザイン、建築などの分野で活動したグレイは、単身パリに渡ったのち1906年に日本人工芸家・菅原精造と出会い、漆を取り入れた家具を制作したほか、1929年には建築処女作『E.1027』を発表した。グレイが手掛けた『ドラゴン・チェア』は2009年にクリスティーズで約28億円で落札。
アイリーン・グレイの人生を追った『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』。関係者や研究家へのインタビュー、作品を交えてグレイの肖像を明らかにする。メガホンを取ったのはマルコ・オルシーニ。なお同作はル・コルビュジエとアイリーン・グレイの関係を史実に基いて描いた10月14日公開の『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』と並行して制作された。
また11月1日には、長らく絶版だったピーター・アダムによるアイリーン・グレイの評伝『アイリーン・グレイ 建築家・デザイナー』が復刊される。
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『アイリーン・グレイ 孤高のデザイナー』
2017年10月28日(土)からBunkamuraル・シネマで公開監督:マルコ・オルシーニ 出演: メアリー・マクガキアン ジェニファー・ゴフ 上映時間:75分 配給:トランスフォーマー- 作品情報
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『ル・コルビュジエとアイリーン 追憶のヴィラ』
2017年10月14日(土)からBunkamuraル・シネマで公開監督:メアリー・マクガキアン 出演: オーラ・ブラディ ヴァンサン・ペレーズ ドミニク・ピノン アラニス・モリセット 上映時間:108分 配給:トランスフォーマー関連リンク
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