『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』が、4月25日から東京・六本木の森美術館で開催される。
同展では、古代からの伝統を礎としながら、独創的な発想と表現を内包している日本の建築に着目。木造文化や固有の美学、西洋から見た魅力など、日本建築の特性をテーマに9つのセクションで編成し、古代から現代まで脈々と潜む日本建築の「遺伝子」について考察していく。
安藤忠雄『水の教会(星野リゾート トマム)』1988年 北海道 画像提供:星野リゾート トマム
会場には、現存する日本最古の茶室建築で京都・妙喜庵にある千利休の茶室『国宝・待庵』の原寸再現、丹下健三が桂離宮などの日本の古建築を再解釈して設計した、今は現存していない『自邸』を1/3スケールで再現した巨大模型、中銀カプセルタワーといった名建築をレーザーファイバーで再現したライゾマティクス・アーキテクチャーの体験型新作インスタレーションのほか、建築資料や模型など約400点が展示される。
北川原温+北川原温建築都市研究所+石本建築事務所『ミラノ国際博覧会2015 日本館』2015年 ミラノ、イタリア 撮影:大野繁
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『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』
2018年4月25日(水)~9月17日(月・祝) 会場:東京都 六本木 森美術館時間:10:00~22:00(火曜は17時まで、入場は閉館の30分前まで) 料金:一般1,800円 高校・大学生1,200円 4歳から中学生600円 シニア(65歳以上)1,500円 ※障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は無料
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