漫画『ザ・ファブル』が映画化され、2019年に公開される。
『ザ・ファブル』は南勝久が2014年から『週刊ヤングマガジン』で連載されている作品。狙った獲物を8秒以内で仕留める天才的な殺し屋として裏社会で恐れられる殺し屋「ファブル」を主人公にした作品だ。育ての親であるボスから「1年間殺し屋を休業して普通の人間として生活すること」をミッションとして与えられたファブルが、佐藤アキラという偽名を使い、相棒のヨウコと兄妹という設定で大阪で暮らしはじめるというあらすじ。
一般人として生活する中で、次々と暴漢たちに襲われるアキラことファブル役を岡田准一が演じる。相棒のヨウコ役に木村文乃、暴漢に襲われたアキラを介抱するミサキ役に山本美月、ボス役に佐藤浩市がキャスティングされているほか、殺し屋・フード役に福士蒼汰、真黒カンパニーの砂川役に柳楽優弥、真黒カンパニー社長・海老原役に安田顕が出演者に名を連ねている。
監督はCMディレクター出身の江口カン。脚本は『20世紀少年』『GANTZ』『進撃の巨人』などの渡辺雄介が手掛ける。撮影は6月13日から8月中旬まで関東近郊で行なわれている。
岡田准一のコメント
今回、初めて大人気漫画原作の映画化作品にチャレンジします。江口カン監督を信じて、キャスト、スタッフの皆様と力を合わせて撮影に臨みたいと思います。初の「殺し屋」役となりますが、殺してはいけないという設定の中でのアクションを全力で楽しみたいです。
江口カン監督のコメント
映画「ザ・ファブル」は笑えてカッコいいエンターテインメント映画!
僕はこんな映画が撮りたかった!!
原作の面白さを大切に、映画ならではの大掛かりなアクション、クールな映像表現、そして大笑いのコメディシーンの連続です。岡田准一さんをはじめとする素晴らしいキャストとの現場は超エキサイティング。
この熱を、ぜひスクリーンで感じてください!南勝久のコメント
今回の映画化に当たり、ご尽力頂いている皆様に心より感謝いたします。映画化は僕にとっても大きな夢のひとつでした。主演の岡田准一さんを始めとする演者の方々の迫真の演技と、江口カン監督の好演出で、素晴らしい作品として世に出る事を願っております。映画の尺上、カットせざるを得ない場面や、違う流れで進行する映画版のストーリーは、これまたもうひとつの『ザ・ファブル』として面白いものになると脚本を読んで感じております。公開は来年との事ですが、映画ファンとして僕自身も楽しみに完成を待ち望んでおります。
- 作品情報
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『ザ・ファブル』
2019年に全国公開監督:江口カン 脚本:渡辺雄介 原作:南勝久『ザ・ファブル』(講談社『週刊ヤングマガジン』連載) 出演: 岡田准一 木村文乃 山本美月 福士蒼汰 柳楽優弥 向井理 安田顕 佐藤浩市 配給:松竹
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?