カルチャーフェスティバル『NEWTOWN 2018』内で行なわれる展覧会『SURVIBIA!!』の詳細が発表された。
11月10日と11日に東京・多摩センターの小学校跡地・デジタルハリウッド大学八王子制作スタジオで開催されるCINRA主催のイベント『NEWTOWN 2018』。「みんなでつくる、新しい文化祭」をキャッチコピーに据え、ライブや映画上映、美術展、演劇やダンス、マーケットなど多様なイベントを実施し、子供から高齢者まで楽しめる「文化祭」を目指す。
キュレーターに中島晴矢を迎える『SURVIBIA!!』は、「郊外を、生き延びろ。」をコンセプトに掲げる美術展。現在予定されている参加作家は秋山佑太、石井友人、石毛健太、衛藤隆世、Everyday Holiday Squad、映画『サウダーヂ』を上映する空族、キュンチョメ、垂水五滴、中島晴矢、FABULOUZ、原田裕規、BIEN、細倉真弓、 磯部涼、yang02となる。
参加作家の1人である磯部涼は、著書『ルポ川崎』で川崎を「北部」と「南部」に分け、北部を「平穏だが退屈な土地」であり、小沢健二が「川崎ノーザン・ソウル」と呼んだ「ニュータウン」、南部を「刺激的だが治安が悪い土地」であり、BAD HOPが「川崎サウスサイド」と呼ぶ「多文化地区」の「工業地帯」と記している。昨年『NEWTOWN』で開催された美術展『ニュー・フラット・フィールド』が北部の「ニュータウン」的な世界観だったのに対し、今回の『SURVIBIA!!』は、「南部」的なリアリティーと全国を均質に結ぶ「ロードサイド」の想像力を加味し、「ノーザン・ソウル」「サウスサイド」「ロードサイド」からなる「郊外」を提示することを試みる展示になるという。
なお『NEWTOWN 2018』では、校庭で来場者参加型の盆踊り、のど自慢大会に加えて、カルチャーマーケットやフードイベント『Gourmet Street Food』を同時開催。また詩の野外フェス『ウエノ・ポエトリカン・ジャム6』とコラボレーションし、詩人やラッパーなどを迎えたサイファーを開催するほか、20近い教室がある校舎内では美術展やトーク、ワークショップ、映画上映会や劇団子供鉅人らによる演劇公演、音楽室を利用したライブなどを予定。各イベントの詳細や追加情報については、今後随時発表される。また現在『NEWTOWN 2018』ではボランティアメンバー、のど自慢大会の参加者、参加希望団体を募集中だ。応募は専用フォームから受け付けている。
- イベント情報
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『NEWTOWN 2018』
2018年11月10日(土)、11月11日(日) 会場:東京都 多摩センター デジタルハリウッド大学 八王子制作スタジオ(旧 八王子市立三本松小学校) 時間:10:30~19:00(予定) 料金:無料 ※一部プログラムは有料