今年公開の映画『凪待ち』のヒロイン役が発表された。
香取慎吾が主演を務め、『孤狼の血』『サニー/32』などの白石和彌が監督する同作のテーマは「喪失と再生」。人生につまづいて落ちぶれた男・郁男が、パートナーの女性とその娘・美波と共に彼女の故郷である宮城・石巻で再出発を図る中、小さなほころびが積み重なり、やがて取り返しのつかない出来事が起こるというあらすじだ。脚本は、Netflixオリジナルドラマ『火花』以来の白石監督とのタッグとなる加藤正人が担当。
今回出演が発表されたのは、美波役を演じる恒松祐里。これまでに『散歩する侵略者』『くちびるに歌を』などに出演してきた恒松は「初めて脚本を読んだ時、ずっと少し寂しくて苦しくて深い海底の暗闇の中を行き場もなく彷徨っているような作品だなと思いました。でも最後の方で微かに一筋の光が見えたように感じました。撮影中は私の役にとって辛い事ばかり起きましたが、その光を求めてがむしゃらに頑張りました」とコメントを寄せている。
また香取との初共演について「今作で初めて共演させて頂いた香取慎吾さんは小さい頃から拝見していた方でしたので、お会いする時までドキドキしていたのですが、とても優しく誰に対しても同じ目線で温かく接して下さる方だったので、直ぐに役の関係性のように慕わせて頂く事が出来ました。香取さんの大きな背中があったから美波として生きられた気がします」と述べている。
恒松祐里のコメント
初めて脚本を読んだ時、ずっと少し寂しくて苦しくて深い海底の暗闇の中を行き場もなく彷徨っているような作品だなと思いました。でも最後の方で微かに一筋の光が見えたように感じました。撮影中は私の役にとって辛い事ばかり起きましたが、その光を求めてがむしゃらに頑張りました。白石和彌監督はそんな私のお芝居をどんな時も優しく見守って下さりました。今作で初めて共演させて頂いた香取慎吾さんは小さい頃から拝見していた方でしたので、お会いする時までドキドキしていたのですが、とても優しく誰に対しても同じ目線で温かく接して下さる方だったので、直ぐに役の関係性のように慕わせて頂く事が出来ました。香取さんの大きな背中があったから美波として生きられた気がします。素敵な方々と出会い、お仕事をする事が出来て本当に光栄でした。作品の中で私が感じた光を皆さんにも感じて頂けたらと思います。公開を楽しみにしていて下さい!
- 作品情報
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『凪待ち』
2019年に公開監督:白石和彌 脚本:加藤正人 出演: 香取慎吾 恒松祐里 ほか 配給:キノフィルムズ
Special Feature
Crossing??
CINRAメディア20周年を節目に考える、カルチャーシーンの「これまで」と「これから」。過去と未来の「交差点」、そしてカルチャーとソーシャルの「交差点」に立ち、これまでの20年を振り返りながら、未来をよりよくしていくために何ができるのか?