劇団☆新感線の作品が12月25日からNetflixとAmazon Prime Videoで配信。第1弾ラインナップが発表された。
今年40周年を迎えた劇団☆新感線。かねてからVHSテープ、DVD、Blu-ray、「ゲキ×シネ」など演劇の映像化に取り組んでいる。
第1弾として、Netflixでは『蛮幽鬼』と2011年版『髑髏城の七人』、Amazon Prime Videoでは2011年版『髑髏城の七人』に加えて、『五右衛門ロック』『蜉蝣峠』『薔薇とサムライ』『シレンとラギ』『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』『蒼の乱』が配信される。
柴原智子(劇団☆新感線プロデューサー、ヴィレッヂ代表取締役社長)
いよいよ劇団☆新感線も配信に乗り出すことにいたしました。
配信を検討するきっかけは、2019年秋にスペインのシッチェス映画祭で『髑髏城の七人』Season風 を上映した時のことです。スペイン語とカタルーニャ語の字幕が入った画面を現地の人々や映画祭に訪れた海外の人々が食い入るように見ていて、終わった瞬間に大きな拍手や興奮した会話で「この映画はどこで手に入れられるのか?」「もっと違う作品はないのか?」と聞かれて、「日本でしか買えない、ごめんなさい」としか返事出来なかったことに端を発します。海外でも入手できるルートは何が有るのか模索し、知ってもらえる手段も考え、国内だけではなく海外にむけても作品を発信できる配信というスタイルに、大きな可能性を感じました。
国内外のよりたくさんの人々と楽しさを分かち合いたい!という思いを込めた、生の演劇を映像に閉じ込めたエンターテインメントの始まりです!!
まずはNetflixで2作品、Amazonプライムビデオで7作品。国内配信からスタートして、来年の初頭には、Netflixにて北米・ヨーロッパ諸国・アジア諸国(中国本土以外)での配信を予定しています。
また、配信という多くの作品を楽しめるメディアでお手軽に作品をご覧頂ける機会をお届けする一方で、これまでのようにBlu-rayなどの手に取れるメディアだからこそお届けできるスーベニール感のある映像商品、ゲキ×シネなどの映画館の大スクリーン・高音質な環境だからこそ感じられるエンターテインメント感あふれる映像作品も、引き続き製作していく予定です。
生の舞台はもちろん、映画館で、Blu-rayやDVDで、そして配信で、様々な形で劇団☆新感線の作品を楽しんで頂ければと思いますので、これからもよろしくお願いします!