サントリーウイスキー「知多」広告シリーズの新ウェブ動画「ベランダの風」篇が、本日6月7日10:00に公開される。
イメージキャラクターの佐藤健と、ゲストのシム・ウンギョンが出演する同映像には、青葉市子 feat. Mac DeMarcoの楽曲“ベランダの風”を使用。佐藤がベランダで「知多 風香るハイボール」を飲む様子や、向かいのマンションのベランダで両手を振り回すシムを目撃するシーン、恥ずかしそうに頭を下げたシムが部屋に戻り、「知多」のハーフボトルを手に再び現れる場面などが映し出されている。演出は林響太朗が担当。
佐藤とシムのベランダ越しのやり取りは長回しを中心に撮影。撮影前の顔合わせもなく、ぶっつけ本番という状況だったため、ほとんどのシーンは両者のアドリブによるものだったとのこと。「2人の“間”を一番に考えました」と話す林は、「近すぎず、遠すぎないという、ほどよく見えて会話するほどでもない距離」を意識しつつ、「ちょっと目を離せば、別に話さなくたっていい。そんな間に生まれる偶然出会ったその瞬間を大切にできれば」と思いながら演出を手掛けたという。林自身、佐藤とシムに「演技の心地よい上質な隙間のようなもの」を感じていたらしく、「2人とも、カメラの前に立つと、自然と心地よい風が吹いていて、気持ちのいい時間が流れていました」と述懐した。
佐藤は撮影の感想について「撮影場所の窓が大きくて、非常に広いベランダで最高の物件だなと思いました(笑)。休日に、まだ明るいうちから飲む『知多 風香るハイボール』も最高でしたね。林監督の作品は、光が本当に美しく、いつも感動しています。今回は風でカーテンが揺れる具合と、『風香るハイボール』をいかに美味しそうに撮るかにこだわっていたところが印象的でした」と語っている。
シムは「コンテを読んだ時、自由な空間のイメージが浮かんで、少しタイムスリップしたような、ちょっとしたファンタジーの世界にワクワクしました。最初は緊張もしていましたが、ベランダで風に包まれて立っていたら、いつのまにか開放された気分になり、自然と役に入れましたね。お仕事なのにリラックスしすぎてしまったくらい、とても気持ち良い時間で、現場の皆様も温かくて、素敵な時間を頂けたことに感謝しています」と語っている。
青葉は自身の書き下ろし楽曲が重なった映像を見て「お2人の細やかで美しい仕草にときめきました。このような密やかなダンスが、街中のベランダで行われていたら…そんな素敵な世界を見てみたいと思いつつ、お2人にもっと寄り添えるよう、身体を透明にして、風の気持ちで歌い、演奏しました」と述べている。
マック・デマルコは「最初に今回のオファーのメールを読んだ時、映画『ロスト・イン・トランスレーション』でビル・マーレイが演じた“Suntory time”が思い浮かびました。私にとって、それはとても愉快でした。青葉市子さんは本当に素晴らしく、私は彼女の音楽が大好きです。リモートスタイルであっても、彼女と一緒に歌える時間はとてもエキサイティングなものでした」とコメント。