ミュージシャンによる選りすぐりの本を自由に値付け。新しい購入体験に来場者の反応は?
8月19日と20日、東京・日比谷公園で開催されたCINRA主催のカルチャーイベント『NEWTOWN』。その出展店舗のひとつ「MUSICIAN'S BOOKSTORE」では、無料送金アプリ「Kyash」の協力のもと、ミュージシャンによる選りすぐりの本と、高円寺の古書サンカクヤマによるセレクトの本が販売された。
ミュージシャン本人が、実際に所持していた本が販売されるということもあり、当日は開店前から列ができるほどの盛況ぶり。価格は買い手が自由に値付けをして、Kyashアプリを使って直接アーティストの元へ送金されるというシステム。購入者にとっては、これまでにない新しい体験だったが、反応は非常にポジティブなものだったとKyash清水氏は話す。
清水:ご購入いただいたのは20~30代が中心で、女性の方が多い印象がありました。クレジットカードをお持ちでない方や、スマートフォンをお持ちでない方も一部いらっしゃいましたが、Kyashによる送金に対しては特に抵抗や不安を感じられている方は見受けられず、「こんなにかんたんに送金できるのか」と、驚きとともに体験していただくことができました。
アーティスト所持の本以外にも、古書サンカクヤマによるバラエティー豊かな選書が並んだ
イベント当日「MUSICIAN'S BOOKSTORE」に並んだのは、10組のミュージシャン自らが、実際に所持している本のなかから選ばれた「人生を変えた10冊」と、サンカクヤマによるセレクトの合計500冊の本。ミュージシャンから提供されたそれぞれの本には、思い入れたっぷりのコメントもつけられており、一つひとつじっくりと読んでいる人も多く見受けられた。以下、駆け足になるが、全ての参加ミュージシャンの本のセレクトと寄せられたコメントの抜粋を紹介していこう。
『アインシュタイン 150の言葉』は、私に『孤独』というものを教えてくれた。(BOMI)
BOMIは、『かもめのジョナサン』でも知られるリチャード・バックの『イリュージョン』や、詩人で小説家の最果タヒによる『死んでしまう系のぼくらに』、アインシュタインの名言を集めた『アインシュタイン 150の言葉』などを出品。「数々の引越しにも負けず手元にあり続けたこの本は、初めて私に『孤独』というものを教えてくれた本でもありました」(『アインシュタイン 150の言葉』について)。
BOMIの書棚からセレクト BOMIの人生を変えた10冊
『アインシュタイン 150の言葉』ジェリー・メイヤー、ジョン・P・ホームズ
『人間ごっこ』御徒町凧
『退屈は素敵』友部正人
『求めない』加島祥造
『錦繍』宮本輝
『イリュージョン』リチャード・バック
『死んでしまう系のぼくらに』最果タヒ
『わたくし率 イン 歯ー、または世界』川上未映子
『逢沢りく(上・下)』ほしよりこ
『ぶらんこ乗り』いしいしんじ
20歳頃にポール・オースターの小説を読んでいたらきっとかっこいいに違いないと思って手に取った。(鳥居真道 / トリプルファイヤー)
トリプルファイヤーは、吉田靖直(Vo)がいましろたかしの『クール井上』、鳥居真道がポール・オースターの『偶然の音楽』、山本慶幸(Ba)が菊地成孔の人気連載をまとめた『CDは株券ではない』、大垣翔(Dr)が『江戸川乱歩作品集』などを出品した。「20歳頃にポール・オースターの小説を読んでいたらきっとかっこいいに違いないと思って手に取った。読み進めていくうちに福本伸行の漫画みたいな展開になったからビックリ。最後まで読むことができた数少ない小説」(『偶然の音楽』について鳥居真道のコメント)。
トリプルファイヤーの書棚からセレクト トリプルファイヤーの人生を変えた10冊
『クール井上』著者:いましろたかし(吉田靖直)
『深・古事記 ~神ながらの道~』著者:真名(吉田靖直)
『COBOL入門』著者:結城圭介(吉田靖直)
『偶然の音楽』著者:ポール・オースター(鳥居真道)
『天人唐草』著者:山岸凉子(鳥居真道)
『CDは株券ではない』著者:菊地成孔(山本慶幸)
『誰でも作れるギター・エフェクター』著者:本多博之(山本慶幸)
『長い長い殺人』著者:宮部みゆき(山本慶幸)
『江戸川乱歩作品集』著者:江戸川乱歩(大垣翔)
『砂の女』著者:安部公房(大垣翔)
『人のセックスを笑うな』は、小説で初めて泣いた、本当に大好きな作品です。(あいみょん)
あいみょんは、伊藤英明主演で映画化もされた、貴志祐介によるサイコホラー小説『悪の教典』や、ロングセラーとなっている岡本太郎のコラム集『今日の芸術』、山崎ナオコーラの人気作『人のセックスを笑うな』などを出品。「小説で初めて泣いた、本当に大好きな作品です。主人公の男の子に同情をするというか、感情がそのまま乗っかってしまいました」(『人のセックスを笑うな』について)。
あいみょんの書棚からセレクト あいみょんの人生を変えた10冊
『悪の教典』著者:貴志祐介
『人のセックスを笑うな』著者:山崎ナオコーラ
『告白』著者:湊かなえ
『殺人鬼フジコの衝動』著者:真梨幸子
『今日の芸術』著者:岡本太郎
『モンスター』著者:百田尚樹
『さまよう刃』著者:東野圭吾
『イニシエーション・ラブ』著者:乾くるみ
『億男』著者:川村元気
『公開処刑人 森のくまさん』著者:堀内公太郎
『秘戯伝授 最終章』は、音楽をやってく上で必要なものと同じ精神性を学ぶ事が出来る、本屋で買えるエロ本。(桃野陽介 / モノブライト)
モノブライトは、桃野陽介(Vo,Gt)がAV男優・加藤鷹の『秘戯伝授 最終章』、松下省伍(Gt)がスペインの天才建築家による作品に迫った『ガウディ建築入門』、出口博之(Ba)が文芸評論家・切通理作による渾身の力作『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』と、彩り豊かなセレクト。「テクニックの向上を求めて買いましたが、本当のテクニックは心の中にあるという、音楽をやってく上で必要なものと同じ精神性を学ぶ事が出来る、本屋で買えるエロ本。名作」と『秘戯伝授 最終章』について桃野陽介からコメントもらった。
モノブライトの書棚からセレクト モノブライトの人生を変えた10冊
『WRONG OR RIGHT,IT'S ALRIGHT』著者:久保憲司(桃野陽介)
『秘戯伝授 最終章』著者:加藤鷹(桃野陽介)
『うずまき』著者:伊藤潤二(桃野陽介)
『THE BRITISH INVASION』著者:バリー・マイルス(松下省伍)
『ガウディ建築入門』著者:赤井経夫、田澤耕ほか(松下省伍)
『レイクサイド』著者:東野圭吾(松下省伍)
『群青の夜の羽毛布』著者:山本文緒(松下省伍)
『1989年のテレビっ子』著者:戸部田誠(てれびのスキマ)(出口博之)
『1984年の UWF』著者:柳澤健(出口博之)
『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』著者:切通理作(出口博之)
O・ヘンリはプロットがかなり練られていて最後の最後まで楽しめるものばかり。(牧野純平 / LILI LIMIT)
LILI LIMITの牧野純平(Vo)は、48歳の若さで死去した童画家・茂田井武がパリで描き綴った画帳『ton paris』や、現代美術家・Ryoko Aokiの初めての作品集『Chain Ring』など美術系の書籍や、名著『O・ヘンリ短編集』などを出品。「O・ヘンリはプロットがかなり練られていて最後の最後まで楽しめるものばかり。(中略)なかなか活字が苦手だけど小説を読んでみたいなという方は是非」(『O・ヘンリ短編集』について)。
LILI LIMITの書棚からセレクト LILI LIMITの人生を変えた10冊
『O・ヘンリ短編集』著者:O・ヘンリ(牧野純平)
『100の指令』著者:日比野克彦(牧野純平)
『Chain Ring』著者:Ryoko Aoki(牧野純平)
『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』著者:谷川俊太郎(牧野純平)
『実況中継』著者:谷郁雄(詩)、浅田政志(写真)(牧野純平)
『ton paris』著者:茂田井武(牧野純平)
『A REAL UN REAL AGE』著者:ANREALAGE(牧野純平)
『Creativity Seen / Unseen in Art and Technology』(牧野純平)
『A to Z』著者:奈良美智(牧野純平)
『McGuffin』Makino Jyumpei & Makino Masayuki(牧野純平)
浅田彰の文体ってなんであんなにエレガントなんだろうか。(原田夏樹 / evening cinema)
evening cinemaの原田夏樹(Vo)は、大滝詠一の「分母分子論」に惹かれて哲学を専攻したというだけあり、永井均の『〈子ども〉のための哲学』や、東浩紀の『弱いつながり』、浅田彰の『ヘルメスの音楽』など、哲学関係の書籍を中心に出品。「本書は浅田のもう一つの(言ってしまえばアーティスティックな)側面があらわれている。彼の文体ってなんであんなにエレガントなんだろうか」(『ヘルメスの音楽』について)。
evening cinemaの書棚からセレクト evening cinemaの人生を変えた10冊
『音を視る、時を聴く』著者:大森荘蔵、坂本龍一(原田夏樹)
『弱いつながり』著者:東浩紀(原田夏樹)
『いつもポケットにショパン』著者:くらもちふさこ(原田夏樹)
『ロング・グッドバイ』著者:レイモンド・チャンドラー(原田夏樹)
『ヘルメスの音楽』著者:浅田彰(原田夏樹)
『Brutus No.804 特集:松本隆』(原田夏樹)
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』著者:加藤陽子(原田夏樹)
『酒中日記』編者:吉行淳之介(原田夏樹)
『〈子ども〉のための哲学』著者:永井均(原田夏樹)
『無為の共同体』著者:ジャン=リュック・ナンシー(原田夏樹)
ハムスターは「弱みは見せません」だそうです。(山口元輝)
ドラマー、コンポーザー、そして相対性理論のドラマーとしても活動する山口元輝は、ヒップホップ黎明期のヒストリー本『Yes Yes Y'all: The Experience Music Project Oral History Of Hip-hop's First Decade』や、ラングストン・ヒューズによるジャズ入門の名著『ジャズの本』など音楽書を中心にセレクトしつつ、ハムスターについての書籍『ハム語レッスン帖』などかわいい実用書も出品。「飼っているハムスターともっと仲良くなりたい方や、飼うことを検討されている方に。」(『ハム語レッスン帖』について)。
山口元輝の書棚からセレクト 山口元輝の人生を変えた10冊
『Yes Yes Y'all: The Experience Music Project Oral History Of Hip-hop's First Decade』著者:Jim Fricke、Charlie Ahearn
『ジャズの本』著者:ラングストン・ヒューズ
『PIMP』著者:アイスバーグ・スリム
『知的生き方教室』著者:中原昌也
『アメリカン・ハードコア』著者:Steven Blush
『ハム語レッスン帖』著者:今泉忠明
『ドントパスミーバイ』著者:根本敬、湯浅学
『楽器』著者:ダイヤグラムグループ
『日本フリージャズ史』著者:副島輝人
『今日を歩く』著者:いがらしみきお
『POLYESTER』のセンスはかっこいいもんで、これを見てさらにかわいくなってな。(CHAI)
CHAIは、『POLYESTER』や『Fanzine 137 Issue 21 PINK』などのZINEや、アート雑誌『TOILETPAPER』など、彼女たちらしくオシャレで可愛いセレクト。自分たちのアートワークでもインスパイアを受けるという『TOILETPAPER』については、「CHAIのアートワークをやっとるユウキがちょーすきな雑誌! コンプレックスも、コンプレックスじゃない部分も、ぜーんぶアートになっとる! それってすごいワンダフル! やもんでちょーすきだよ。これ見てインスピレーションをエキサイティングしてみ~~!」とメッセージをもらった。
CHAIの書棚からセレクト CHAIの人生を変えた10冊
『中原中也詩集』著者:中原中也
『気持ちが楽になるスヌーピー』著者:チャールズ・M・シュルツ
『論理と感性は相反しない』著者:山崎ナオコーラ
『ソラニン』著者:浅野いにお
『POLYESTER』
『Fanzine 137 Issue 21 PINK』
『TOILETPAPER』
『HEROINE』
『i-D JAPAN 「未来の大人たちへ」』
『i-D 「LONDON NOW」』
『はじめてのルーヴル』のなかで得た絵画のイメージはYOOKsのアルバム『Newtownage』にも表れていると思います。(福家佑輔 / YOOKs)
YOOKsの福家佑輔(Vo,Gt)は、江口寿史の人気漫画『ストップ!! ひばりくん! 1巻』や、大槻ケンヂの名著『グミ・チョコレート・パイン』、「怖い絵」シリーズで絵画鑑賞の新しい視点を提示した中野京子の『はじめてのルーヴル』などをセレクト。「絵画を見る時には風景や光景と共に作者の思想や歴史を見ていると感じさせられます。この本で得た絵画のイメージはYOOKsのアルバム『Newtownage』にも表れていると思います」(『はじめてのルーヴル』について)と、自作への影響も与えた書籍を出品してくれた。
YOOKsの書棚からセレクト YOOKsの人生を変えた10冊
『ストップ!! ひばりくん! 1巻』著者:江口寿史(清水佑)
『ぼくらの七日間戦争』著者:宗田理(清水佑)
『グミ・チョコレート・パイン』著者:大槻ケンヂ(清水佑)
『よるのふくらみ』著者:窪美澄(清水佑)
『神様のボート』著者:江國香織(清水佑)
『BLACK JACK 11巻』著者:手塚治虫(清水佑)
『EYESCREAM(2010年 2月号)』(清水佑)
『新・物理入門』著者:山本義隆(福家佑輔)
『砂の女』著者:安部公房(福家佑輔)
『はじめてのルーヴル』著者:中野京子(福家佑輔)
ロボットとかについて考えることは同時にそもそも人間とは何かを深く掘り下げることを意味するのでおもしろいです。(ぼくのりりっくのぼうよみ)
ぼくのりりっくのぼうよみは、「SF作家第三世代」を代表する神林長平の『魂の駆動体』や、原泰久が今も連載している人気漫画『キングダム』の16巻、そしてヒューマノイドロボット「Sota」の開発でも知られる石黒浩の名著『アンドロイドは人間になれるか』などをセレクト。「ロボットとかについて考えることは同時にそもそも人間とは何かを深く掘り下げることを意味するのでおもしろいです。鏡に映った姿見て研究する的な」(『アンドロイドは人間になれるか』について)。
ぼくのりりっくのぼうよみの書棚からセレクト ぼくのりりっくのぼうよみの人生を変えた10冊
『魂の駆動体』著者:神林長平
『李陵・山月記』著者:中島敦
『キングダム 16巻』著者:原泰久
『魔法の世紀』著者:落合陽一
『日本の風俗嬢』著者:中村淳彦
『アンドロイドは人間になれるか』著者:石黒浩
『君がいない夜のごはん』著者:穂村弘
『帝王の殻』著者:神林長平
『断片的なものの社会学』著者:岸政彦
『世界史の極意』著者:佐藤優
以上、駆け足で紹介したが、本棚はある意味レコード棚、CD棚以上に、所有者の思考や美意識などが如実に表れるのではないか。そこから取り出された本を通し、ミュージシャンと購入者がその面白さや価値観を共有する今回の試みは、新たなコミュニケーションスタイルとしても興味深いものになった。
清水:特に印象的だったのが、アーティストの方の本を購入された方はみなさん、アーティストへのメッセージを添えて送金をされていて、中には送信するメッセージの内容をかなり熟考されていた方も見られました。アーティストの方に対して気持ちを届ける体験をとても楽しまれている様子でした。
対価としての価値に「思い」も併せて相手に送ることのできるKyashアプリに、カルチャーシフトの可能性を感じた2日間だった。
BOMIの書棚からセレクト BOMIの人生を変えた10冊
『アインシュタイン 150の言葉』
著者:ジェリー・メイヤー、ジョン・P・ホームズ
私が小学6年生の頃に出会った初めての哲学めいたものでした。今読み返すと子供の頃に響いた言葉とは別の言葉が胸に響いてきて、新鮮。たまに鉛筆でマル、などついていますが、そういうことです。数々の引越しにも負けず手元にあり続けたこの本は、初めて私に「孤独」というものを教えてくれた本でもありました。
『人間ごっこ』
著者:御徒町凧
長年、BOMIの活動を作詞という形で支えてくれた、御徒町さんの詩集です。高校生の頃に、森山直太朗さんの歌の死生観のようなものに妙に取り憑かれていた時期がありました。森山直太朗さんの全ての曲の歌詞を御徒町さんはずっと手がけてらっしゃるのですが、本当に言葉と、世の中を見つめる天才だと思います。言わずもがな、たくさんの影響を受けました。この詩集はほぼ絶版に近いのではないかと思います。ので値段が少し高めですが、読んで損をすることはないと思います。
『退屈は素敵』
著者:友部正人
タイトルに惹かれて10代の頃に買った詩集です。私が大好きな日本のデュオ「蜜」の歌の中に、〈退屈がやってくる 承知で向き合いましょう〉という歌詞があって、私はその曲のことを本当によく覚えているのですが、友部さんのこの詩集にも同じものを感じました。人生は退屈で、人間は飽きっぽくて、だからこそその退屈の中で何をするのか、が大切なのかなぁ、なんて思ったりする次第です。〈わからない言葉で歌ってください ぼくもわからない言葉で歌うから〉幾つになってもわからないことがあることは、とっても素敵なことなんだと思います。
『求めない』
著者:加島祥造
どんな人間も、普通に生きていればどんどん欲張りになります。こいびとと、最初は手を繋ぐだけで天にものぼるほど幸せだったのに、それだけでは足りなくなってしまう。今度はずっと一緒にいて、でもずっと一緒にいるだけじゃあ足りなくて優しくして、あれして、これして……。この本には、自分が何を欲しているのか分からなくなってしまった時に出会ってください。求めない、そうすると、本当に求めているものが分かるから。
『錦繍』
著者:宮本輝
往復書簡で交わされる行き違いの恋物語は、運命を思わせます。とてもロマンチックで、刹那的。昔、大好きな人に貰った本です。(思い出すだけで悲しい)
『イリュージョン』
著者:リチャード・バック
大人になってから出会いました。だけれど、出会った時に、この本に出会ったことが私の人生を変えることにすぐ気づきました。この本は、大人のための「星の王子さま」のような本です。
『死んでしまう系のぼくらに』
著者:最果タヒ
タヒちゃんの言葉に出会ったとき、ビビっと身体に電流が走った。私、この人の言っていることと、おんなじようなこと考えてる。この自分にどこまでも甘ったるく優しい痛み、分かる。と、きっと読んだ人みんなに思わせてしまうところが彼女のすごいところ。間違いなく詩というものを現代に甦らせた一冊です。
『わたくし率 イン 歯ー、または世界』
著者:川上未映子
大学生の時に出会ったのかな。読みながら、心の隅の方が痛くて痛くてズキズキして、わぁわぁ泣きました。川上さんの作品では一番ぎゅっと身が詰まっている気がして好きです。あとは、エッセイも好きです。この人は、人となりとして本当に素敵な面白いひとなんだろうな。いつかお会いしてみたい人。
『逢沢りく』
著者:ほしよりこ
傑作な漫画です。もしまだ出会ってない人がいたら、あーだこーだ言わず、是非読んでください。
『ぶらんこ乗り』
著者:いしいしんじ
ひらがなが多く、本が嫌いな人にも読みやすいです。童話のような体をしていますが、人間の本質的な部分への眼差しが深いです。いしいしんじさんの作品はどれも好きですが、代表作といえば、このお話なのではないかな。
あいみょんの書棚からセレクト あいみょんの人生を変えた10冊
『悪の教典』
著者:貴志祐介
サイコパス、口は達者で表面は魅力的。機転がきく。 そんな主人公に苛立ちを覚えながらも、物語が進むたびに恐怖感やスリル感が増して本を読む手が止まらない作品です。
『人のセックスを笑うな』
著者:山崎ナオコーラ
東京から大阪へ向かう新幹線の中で読みました。小説で初めて泣いた、本当に大好きな作品です。主人公の男の子に同情をするというか、感情がそのまま乗っかってしまいました。
『告白』
著者:湊かなえ
こんな凄いミステリー小説があるのか! と思ったことを記憶してます。物語の目線が度々切り変わるのも面白いです。ずっとドキドキしながら読めるし、また読みたいと思わされました。
『殺人鬼フジコの衝動』
著者:真梨幸子
本屋さんでたまたま手にとって購入したのがきっかけで読んだ作品。最高に面白いです、本当に面白い。殺人鬼フジコの生き様が理不尽でグロテスクやけども何故か切なく感じる物語。
『今日の芸術』
著者:岡本太郎
「今日の芸術は、うまくあってはならない、きれいであってはならない、ここちよくあってはならない」この言葉に惹かれて、のめり込んだ作品です。デタラメでも良い、自由で良いと思えました。
『モンスター』
著者:百田尚樹
かつてモンスターと呼ばれた女性が整形手術を繰り返し、まるで別人に。過度な整形を繰り返した先にあるものは女としての幸せか人間としての幸せなのか……是非女性に読んでほしいと思いました。
『さまよう刃』
著者:東野圭吾
少年犯罪の現実。被害者の痛みが本書から湧き出てくるみたいで、本当の正義は何なのか、正義の基準はどこなのか、考えさせられました。さまよう刃の向かう先、結末には深い深い愛を私は感じました。
『イニシエーション・ラブ』
著者:乾くるみ
『最後から2行目(絶対先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。』というキャッチコピーにまんまとハマってしまいました。そしてまんまと騙されました。
『億男』
著者:川村元気
宝くじで1億円当たった男の物語。非現実さとリアリティとが混ざり合ってとても面白い作品です。「宝くじで1億円当たらんかなあ」って一回でも思った事がある人、読んでほしい。
『公開処刑人 森のくまさん』
著者:堀内公太郎
タイトルが面白いなーと思って買った小説。大当たりでした。ネット上に突如現れた処刑人と名のる連続殺人鬼。本書で「めでたしめでたし」な結末かと思いきや……、3年後……。
トリプルファイヤーの書棚からセレクト トリプルファイヤーの人生を変えた10冊
『クール井上』
著者:いましろたかし
いましろたかしの漫画の登場人物は、自分にとても似ている。こんなに無気力でダラダラしているキャラクターはそれまで見たことがなかった。真摯さや情熱がもたらす感動も素敵だけど、意味がなく、くだらない出来事の中にしか存在し得ない面白さもあるよなあと思わされた。(吉田靖直)
『深・古事記 ~神ながらの道~』
著者:真名
4年くらい前にバイトしていたスピリチュアル系の出版社で与えられた本。その出版社はセミナーなども運営していたのだが、この本の著者のセミナーは高額すぎて驚いた。私もスタッフとして横でセミナーを聞いたが価値が理解できなかった。一般人には理解できなくても一部の人にとっては大きな価値がある、そういうものがたくさんあるんだろうなあと思うきっかけになった本。内容はあまり読んでいないのでわからない。(吉田靖直)
『COBOL入門』
著者:結城圭介
大学を卒業して一年半、システムエンジニアとして働いた。1か月くらい研修でjavaというプラグラミング言語を習ったが、同期5人の中で私だけ全く理解できてないまま、現場に送られた。その現場ではCOBOLという言語を使わなくてはいけなかった。やばいと思ってこの本を買って勉強したら、異常に理解力の乏しい私でも多少COBOLを理解できるようになってサラリーマン人生が伸びた。なのでいい本だと思う。(吉田靖直)
『偶然の音楽』
著者:ポール・オースター
20歳頃にポール・オースターの小説を読んでいたらきっとかっこいいに違いないと思って手に取った。読み進めていくうちに福本伸行の漫画みたいな展開になったからビックリ。最後まで読むことができた数少ない小説。未だに小説の読み方がわからない。ちなみにこの本が人生を変えたかどうかは不明。(鳥居真道)
『天人唐草』
著者:山岸凉子
大学1、2年生の頃、肥大化した自意識に雁字搦めになり毎日生きた心地がしなかった。そんな頃に表題作『天人唐草』を読んで冷や汗をかいた。主人公が30歳を迎え、厭な展開の仕方で話は終わる。私も今年30歳になったが、自意識を雑に扱って何となくやり過ごす術を覚えた。ちなみにこの本が人生を変えたかどうかは不明。(鳥居真道)
『CDは株券ではない』
著者:菊地成孔
菊地成孔というちょっと変なミュージシャンを知ったのは、2005年にスタートした『WANTED』というTOKYOFMの深夜ラジオでした。その年に『RISING SUN ROCK FESTIVAL』に行ったらDCPRGが出演しており、この本の即売サイン会をしていたのでそこで買いました。勇気を出して「ラジオ聞いてます!」と言ったらサインに「WANTED」と足してくれました。AKB商法がチャートを荒らす前、スマホもストリーミングも無い純粋で平和な時代の内容です。(山本慶幸)
『誰でも作れるギター・エフェクター』
著者:本多博之
パッとしないバンド(3人時代のトリプルファイヤー)をやりながら大学4年生にもなり、将来について漠然と悩みながらも就活もせずになにを思ったのか、この本を手に入れ半田ごてなど工具を揃えエフェクターを作り始めました。今はエフェクターではなくギターの修理を仕事にしていますが、音楽機材いじりの原点はこの本なので、人生を変えた一冊と呼んでもいいのかもしれません。(山本慶幸)
『長い長い殺人』
著者:宮部みゆき
さまざまな登場人物が持っている財布の一人称のみで綴られるお話です。殺人事件をかなり外側からだらだらじわじわと真相へ向かって浮き彫りにしていくこのスタイルは、のちの傑作『理由』のインタビュー形式や『ソロモンの偽証』の中学生による疑似裁判へと進化していきます。(山本慶幸)
『江戸川乱歩作品集』
著者:江戸川乱歩
江戸川乱歩は小学生の頃にはじめて読みました。本というものが、アニメやゲームと同じくらい面白いコンテンツということに気づかせてくれた作家です。ミステリー小説としてももちろん楽しめますが、江戸川乱歩の作品にあるエログロナンセンスな世界に触れることは、当時の自分にエロ本を隠れて読むような背徳感を与えてくれました。あの頃、江戸川乱歩に触れたことが、それ以降の嗜好に影響を与えていると思います。(大垣翔)
『砂の女』
著者:安部公房
安部公房をはじめて読んだのは高校生3年生の頃でした。この作品に貫く質感が好きでよく読み返しました。砂まみれの謎の田舎が舞台なのですが、描写が巧みで自分の口のなかもジャリジャリしてきます。あと女がエロいです。今回自分の読書体験を見直して気づきましたが、ちょっと読書にエロを求めすぎですね。(大垣翔)
モノブライトの書棚からセレクト モノブライトの人生を変えた10冊
『WRONG OR RIGHT,IT'S ALRIGHT』
著者:久保憲司
僕の大好きな90年代オルタナティブロックという時代を写真で堪能出来ます。久保さん自身の小柄な身長が生かされていて、写真の目線が見上げてるものが多いのが特徴です。それが、よりアーティストの偉大さを感じられる、最高のオルタナ写真集。(桃野陽介)
『秘戯伝授 最終章』
著者:加藤鷹
テクニックの向上を求めて買いましたが、本当のテクニックは心の中にあるという、音楽をやってく上で必要なものと同じ精神性を学ぶ事が出来る、本屋で買えるエロ本。名作。僕がもらった本人のサイン入り(笑)。(桃野陽介)
『うずまき』
著者:伊藤潤二
ホラー映画が好きだった僕が、高三の時に、くるりのTEAMROCK聴きながらコレ読んで気持ち悪くなった記憶がある、いわくつきの一冊です(おそらくイントロのうずをまいたような音と、楽曲のストレンジ感が絶妙にマッチした)。産婦人科の恵子さんはトラウマ級に怖いです。怖過ぎて笑えます。怖過ぎて愛しいです。(桃野陽介)
『THE BRITISH INVASION』
著者:バリー・マイルス
昔、ニューヨークにいる友達が古本屋で見つけてお土産でくれたものです。ブリティッシュ音楽があれこれという内容は置いといて、ジャケットはもちろんポスターやアーティスト写真なんかもあってバンドのデザインなど考えるときによく見返した一冊です。(松下省伍)
『ガウディ建築入門』
著者:赤井経夫、田澤耕ほか
多分小学校の頃だと思います、何かのテレビ番組でガウディの特集に感動してから、関連する何かしらの本を見つけるたびによく買っていた中の一つです。自然界に成り立つ形は建築でも成り立つはずと、木の枝みたいな柱とか葉っぱみたいなドアとか今でもゾクゾクします。線をねじって曲線を設計するとか、逆さに吊るして設計するとか、サグラダファミリアは実はオルゴールにもなるとか男のロマンたっぷり。(松下省伍)
『レイクサイド』
著者:東野圭吾
人間の本当の内面の恐怖を浮き彫りにしてると思う。ミステリーといえば事件が起こって犯人が見つかるその布石とか大どんでん返しが痛快なものですが、この本はジワジワとジメジメと実は本当の恐怖は他にあんじゃない? ってことを問いかけてきますよ。初めて読んだ時が衝撃すぎて今も引きずっているので出品をと。(松下省伍)
『群青の夜の羽毛布』
著者:山本文緒
こちらはズバリ大人の恋愛シリーズ。ですが、まぁ暗いです! 好きとか嫌いとかだけで全てが済むなんてのはかなりお幸せな話で、いつも人には色んな秘密と事情があるのです。(松下省伍)
『1989年のテレビっ子』
著者:戸部田誠(てれびのスキマ)
元号が昭和から平成に変わった1989年。この年、日本のバラエティ番組も大きな転換期を迎えていました。本書は80年代漫才ブームから、90年代バラエティ番組全盛期にかけて「テレビで何が起こっていたのか」を時系列に並べ、お笑い第二世代からお笑い第三世代の登場の裏にあった、売れることにかける狂気的な熱量、それぞれの矜持、運命のいたずら、これらが時代を飲み込んでいく様を浮き彫りにしています。華やかな画面からは語られない日本のテレビ史、お笑い史の青春群像劇。やっぱり、テレビは面白い。(出口博之)
『1984年の UWF』
著者:柳澤健
1984年に旗揚げし、徹底的に「リアルファイト」を提唱し続け今日に至る日本のプロレス・総合格闘技界に多大な影響を与えたUWFという団体。いかにしてこの団体が生まれたのか、初代タイガーマスクこと佐山聡を軸に、団体がどのように歩み、旗揚げ後どのような影響を及ぼしたのかが書かれています。しかし、幾つかの語られるべき試合、重要な出来事については、あまりにも少なく、そのかわりに不世出の天才・佐山聡に割かれる項数が多く見受けられ、フラットな真実ではありません。故にこれは悪書だ、ということではなく、一方からスポットライトを当てると一方には必ず影ができる。それは事実であると同時に、影の部分にも違った事実があり、スポットライトの位置で事実がその都度表情を変える。プロレスとは、かくも奥深い世界なのです。(出口博之)
『怪獣少年の〈復讐〉~70年代怪獣ブームの光と影』
著者:切通理作
高度経済成長が落ち着き、どの家庭でも豊かさを手にすることができた一方、その歪みが社会問題としてブクブクと表出してきた1970年代。子どもたちは怪獣に夢中になっていた。街を破壊し、人々を恐怖と絶望に突き落とす存在である怪獣に羨望の眼差しを送ったのか。逆に、なぜ怪獣は当時の子どもたちと心理的な部分でシンクロすることができたのか。日本の特撮史の中でも全盛期と言っても過言ではない70年代の特撮作品が作られた背景、作品の意図、時代との関係性を考察し、その中で当時の子どもたちは何を見ていたのかを明らかにしています。タイトルになっている「怪獣少年の復讐」は帰ってきたウルトラマン第15話『怪獣少年の復讐』から。少年が怪獣エレドータスに抱く複雑な心理は単純な善悪二元論から明らかに一線を画する作品です。昭和特撮の多くは「子ども物」として作られていますが、何をもって「子ども物」とするのか、そもそも「子ども物の定義」とは何なのか。映像作品の自主規制が厳しい昨今、そのジャッジを時代の潮流に任せるのではなく「本質を見抜く目」に委ねられることを考えずにはいられません。(出口博之)
LILI LIMITの書棚からセレクト LILI LIMITの人生を変えた10冊
『O・ヘンリ短編集』
著者:O・ヘンリ
擦切れるくらい読んでいる為、状態はあまりよくないです。O・ヘンリはプロットがかなり練られていて最後の最後まで楽しめるものばかり。元々は僕がとても影響を受けてる一人の脚本家の方が好きだと言っていた事で読むようになりました。なかなか活字が苦手だけど小説を読んでみたいなという方は是非。(牧野純平)
『100の指令』
著者:日比野克彦
どうでもいいけどどうでもよくないような気がする指令が沢山。休日の退屈な時間に、寝る前に、移動中になどなど、時間がないを理由に色々やってこなかった事があるけれど、意外と時間ってあるもんだなと気付かせてくれる本でもあります。(牧野純平)
『Chain Ring』
著者:Ryoko Aoki
国内外で活躍する画家の青木陵子さんの初めての作品集です。コラージュブックといえば良いのか、風景のドローイングや写真、ノートの落書きみたいな物からほんの少しの言葉など、彼女の頭の中を覗いてるような作品集です。ポップでシニカルでユーモアに満ちているので、見ている目はきっと自分が想像つかないような目だと思います。(牧野純平)
『夜中に台所でぼくはきみに話しかけたかった』
著者:谷川俊太郎
谷川俊太郎作品は昔から見ようとしなくても見ていたもの。大人になって今こうして作詞家として、音楽家として活動をしているとやはりタイトルは気になってしまう。このタイトルは昔の僕にはすこし早く、今の僕にはすこし青く、内容はあの当時見ようとしなくても見ていた詩とは違うものでした。(牧野純平)
『実況中継』
著者:谷郁雄(詩)、浅田政志(写真)
僕がリスペクトをしていて影響を受けている詩人の一人である谷郁雄さんの詩集です。谷さんも浅田さんも三重県出身の二人ということもあり、詩と写真の結びつきにとてもロマンを感じます。ほんの少し追い風にのった時間に出会えると思います。(牧野純平)
『ton paris』
著者:茂田井武
童画家である茂田井武さんが20代にパリで描き綴った画帳。パリには行った事がないけれど、この本と出会った10代の僕はドキドキ、ソワソワして感情が忙しかったのを覚えています。今はあまりこの本を開く事もなくなってきて勿体ないなと思い出品させてもらいました。(牧野純平)
『A REAL UN REAL AGE』
著者:ANREALAGE
購入は4年とちょっと前になります。状態は普通だと思います。この本は今勢いのあるファッションブランド、アンリアレイジの「写真の本」「言葉の本」のbook in book仕様になってます。思考と視覚が別々になっている為、まとまった本よりか想像をして個人個人楽しみ方が変わるようなファッションに近い本になります。写真は今勢いのある写真家、奥山由之さんの撮り下ろしです。(牧野純平)
『Creativity Seen / Unseen in Art and Technology』
これは僕の地元で僕もよく行く山口県にあるメディアテクノロジーと身体をめぐる新しい芸術表現を追求する山口情報芸術センター(YCAM)のアーカイブ本です。この本では2003年の開館した年から2008年までの展示内容や、YCAMと繋がりの深い方のインタビューなど、メディアアート、テクノロジーがどう社会に交わるのか、公共性、環境、創発のありかたを問う本です。坂本龍一さんなどのインタビューはワクワクしました。2冊ある為出品します。(牧野純平)
『A to Z』
著者:奈良美智
これは僕自身が美術に魅力を感じた中学3年の青い夏になけなしの貯めたお小遣いで買った本です。青森県弘前市の古い煉瓦倉庫を舞台に、総勢44の小屋が集まりひとつの街並みを成した展覧会『A to Z』の記録本です。中の奈良さんと豊嶋さんの録り下ろしインタビューや青木さんの言葉も面白いです。(牧野純平)
『McGuffin』
Makino Jyumpei & Makino Masayuki
牧野正幸(実兄)が撮影をした5枚の写真をポスターサイズのトレーシングペーパーにそれぞれ印刷をし、僕がドローイングをした物です。世界で5つのラストのものです。制作費が3,000円くらいかかった為にそれ以上の値段で購入したい方のみ是非持ち帰って下さい。(牧野純平)
evening cinemaの書棚からセレクト evening cinemaの人生を変えた10冊
『音を視る、時を聴く』
著者:大森荘蔵、坂本龍一
哲学界と音楽界の巨匠がただただ持論をぶつけ合う一冊。僕にとっては両者ともスーパースターなのでいっそうおもしろい。僕らが何気なく音楽を楽しんでる裏側で、こんなに細々としたことを眉間にしわ寄せて考えてる人がいるのか……と。あと、両者とも自分の専門に引き寄せて話そうとするもんだから、一見すると話が噛み合ってないように思われるところがあるのも個人的にツボです。(原田夏樹)
『弱いつながり』
著者:東浩紀
若くして文壇の注目をかっさらってしまった東浩紀は、デビュー当時、思想界のオザケン呼ばれていたとか、いなかったとか。哲学が専門の彼ではあるけれども、本書は自己啓発本としての側面も強く、平易に書かれているので気軽に読めます。哲学者は何かと必然性に目を向けがちですが、ここでは真逆の偶然性から考えています。(原田夏樹)
『いつもポケットにショパン』
著者:くらもちふさこ
小学生の時に母親の本棚から取り出してこっそり読んでた本。今となっては何回読んだかわからない。この漫画と出会えたから、当初はたいして好きじゃなかったピアノも続けられたし、ひいてはバンドやりたいなんて思えたのだろう。僕のバイブルは『めぞん一刻』とこれです。(原田夏樹)
『ロング・グッドバイ』
著者:レイモンド・チャンドラー
あんまり詳しいわけではなかったのに、一読してすっかりハードボイルドにはまってしまった。もはや古典と言っていい作品ではありますが、その魅力は未だに色褪せません。「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」なんてセリフ、大真面目に言ったらめちゃくちゃダサいだろうに、憧れてしまうんです。(原田夏樹)
『ヘルメスの音楽』
著者:浅田彰
YMOが絶頂を迎えながら「散開」を表明した1983年に『構造と力』で衝撃のデビューを果たした浅田彰。もうこれだけで80年代ってどんな時代だよって嫉妬してしまう。頭がこんがらがってしまいそうな『構造と力』とは違って、本書は浅田のもう一つの(言ってしまえばアーティスティックな)側面があらわれている。彼の文体ってなんであんなにエレガントなんだろうか。(原田夏樹)
『Brutus No.804 特集:松本隆』
記憶に新しい方も多いと思うんだけど、なんとまぁ素晴らしい特集であることか……。最高のラブソングを書きたいと思うものにとって(僕も含めて)、松本隆の背中はいつまでも乗り越えられない壁として聳え立っているんだろう。よくあることだと思っていたけれど、読んだだけで情景が鮮やかに浮かんでくるって、そうそうあることじゃない。(原田夏樹)
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
著者:加藤陽子
受験の時、貪るように読んだ本。高校生向けに開講されたセミナーがベースになっているので、非常にわかりやすい。それでいて、内容はものすごく濃いのだから、未だにパラパラめくってしまう。「戦争はよくない」なんて誰にでも言えるわけであって、「じゃあなんで起きたのか」を知らなきゃいけないのだろう。それは多分博識とか無学だとかいう問題ではない。(原田夏樹)
『酒中日記』
編者:吉行淳之介
大好きな作家が編纂したお酒にまつわるエッセイ集。もちろん小説は素晴らしいのだけれど、吉行淳之介という作家の真髄はエッセイや対談において垣間見れると思う。自分で言うのもなんだけれども、僕はお酒が大好き。これを読んでると、さすが有名人の飲み方だなぁとか思ったりする一方で、文化人でもしょーもない飲み方してるなぁとか思ったりする(笑)。(原田夏樹)
『〈子ども〉のための哲学』
著者:永井均
僕の作る曲って、ほとんどが男女の(というか人間の)すれ違い・分かりえなさをテーマにしているんですが、多分哲学かじったから尚更そういった強迫観念に取り憑かれているんですよね。つまり「他人の心はわからない、そもそも他者に心があるのかすらわからないぞ」という。そんな独我論を論駁したいんだけれども、どこまでも疑念はついてくる。哲学って案外そこまでカタブツじゃないんだなって思わせてくれる本です。(原田夏樹)
『無為の共同体』
著者:ジャン=リュック・ナンシー
“わがまま”っていう僕の曲では、他人とは分かり合えないかもしれないけど「分け合う」ことはできる、みたいなことを歌ってるんですが、それの元ネタとなった本です。もちろんそんな単純なことではなくて、「共同体の成立は死の有限性の共有によってである」みたいな複雑なことが論じられているわけですが……。なんにせよ、難解なものを難解だなぁってモヤモヤしながら読む経験は、僕の血肉となっています。(原田夏樹)
山口元輝の書棚からセレクト 山口元輝の人生を変えた10冊
『Yes Yes Y'all: The Experience Music Project Oral History Of Hip-hop's First Decade』
著者:Jim Fricke、Charlie Ahearn
ネルソン・ジョージが「窮地の気品」(E.ヘミングウェイ)と表した当時の写真&当事者の証言の構成(オールカラー)。洋書ですが写真だけでも。ちなみにフライヤーキングことBuddy Esquireのコンプリート本が来年発売するらしいのでファンは要チェックです。
『ジャズの本』
著者:ラングストン・ヒューズ
のちに「子どもたちはこの先 私が知ってる事なんかより もっとたくさんの事を学ぶ」と歌うルイ・アームストロングの話から始まる原書の大判の絵本がもとになった、子どもが楽しめるブラック・アメリカンの伝記絵本。
『PIMP』
著者:アイスバーグ・スリム
ジュネやエルロイと並び称されるクライム系の古典。ブラック・アメリカンのラップスタイルの源流として再注目され今年ディスクユニオンが再発しました。
『知的生き方教室』
著者:中原昌也
PHP新書と間違えた人への嫌がらせみたいな冒頭から一気読み。今回用に仕入れました。去年出た新刊は新品の購入をお勧めします。
『アメリカン・ハードコア』
著者:Steven Blush
1980年代米ハードコアパンク・シーンのドキュメント。「思い込みに基づく歴史修正本ではない」という著者のスティーヴン・ブラッシュはナビゲーター役で、膨大な当事者の証言が、興味ある人には貴重。本作映像版も良。
『ハム語レッスン帖』
著者:今泉忠明
飼っているハムスターともっと仲良くなりたい方や、飼うことを検討されている方に。ハムスター飼ったことないですが、ハムスターは「弱みは見せません」だそうです。
『ドントパスミーバイ』
著者:根本敬、湯浅学
『正しい相対性理論』の栞が挟まっていたので、そのままはさんでおきます。2010年にインターFMで放送された、幻の名盤解放同盟のお二人によるラジオ番組の書籍版(DVD付)。忖度に疲れたあなたに。
『楽器』
著者:ダイヤグラムグループ
『じょうずなワニのつかまえ方』などで知られるロンドンの出版社刊。挟まっていた前所有者の謎の手書き応募券が気になって古本で購入。そのまま付けておきます。
『日本フリージャズ史』
著者:副島輝人
新宿PIT INNで故・副島輝人氏が司会の演奏会に参加した時、「もとてる」と下の名前の読みを間違えて紹介に与りましたが、副島さんには「元輝」は常に「(高木)もとてる」と読んでほしいのでよい思い出です。
『今日を歩く』
著者:いがらしみきお
なんなのかわからないものが満ちてくる。
CHAIの書棚からセレクト CHAIの人生を変えた10冊
『中原中也詩集』
著者:中原中也
ぶっとんでてエネルギーのある人ってかっこいいよね。じぶん知りたいな~ってときに読んでみるといいかな、そんな本。
『気持ちが楽になるスヌーピー』
著者:チャールズ・M・シュルツ
CHAIはどうぶつが大好きだもんでね~。スヌーピーも、登場人物も全員かわいいな~。悩みもコンプレックスもモチベーションで楽しくなっちゃうよ!
『論理と感性は相反しない』
著者:山崎ナオコーラ
CHAIはアートとか写真がちょーすきなんやけど、でもね、こんなフリーダムな本だったらたまには小説みたいなんを読むのもいいよな~~そんな本!イマジンしながら読んでみ~!
『ソラニン』
著者:浅野いにお
バンドってちょーエンジョイだよ!いろんなバンドがおるよね~~だもんでおもろいよ~~エキサイティングだよ~~!これ読んだらね、バンドやりたくなっちゃうに!読んでみ~~!
『POLYESTER』
ZINEってかわいいよね~~!ちょ~エロティックで~かわいいもんで、ベリーラブ!『POLYESTER』のセンスね、ちょーかっこいいもんで、これを見たらもっとかわいくなっちゃうよ~!
『Fanzine 137 Issue 21 PINK』
CHAIのテーマはピンク!ちょーピンクがすき!ピンクはほんとはかわいい色なんやなくて、ちょー力強い色なんだよ。女の子の欲をぜ~んぶだしたらみんなピンクにたどりつくくらいの色だよ!あ~かわいい。
『TOILETPAPER』
CHAIのアートワークをやっとるユウキがちょーすきな雑誌!コンプレックスも、コンプレックスじゃない部分も、ぜーんぶアートになっとる!それってすごいワンダフル!やもんでちょーすきだよ。これ見てインスピレーションをエキサイティングしてみ~~!
『HEROINE』
みんなはね、いつだってヒロイン!ヒロインってね、かわいいとおんなじで、基準なんてないと思うの~~!み~~んな、ヒロイン!
『i-D JAPAN 「未来の大人たちへ」』
ウインクってちょーかわいいし、セクシーやし、キュートキュートだよね~!個性もでるよね~~!いつかね、CHAIはこの雑誌の表紙でウインクするのがドリームなの~!
『i-D「LONDON NOW」』
CHAIのドリームはグラミー賞なんやけどな、イギリスのi-Dの表紙でウインクするのもドリームなんだ~~!最高だよね。エンジョイしよ!
YOOKsの書棚からセレクト YOOKsの人生を変えた10冊
『ストップ!! ひばりくん! 1巻』
著者:江口寿史
大好き江口寿史先生の作品です。「ひばりくん」は間違いなく男の子なのですが、見れば見るほど女の子にしか見えず、一緒に寝ようとするシーンなんて「なんて破廉恥な!」と思った記憶があります。影響を与えた、というよりは大好きな漫画かなあと。表紙の女の子がかわいい! と思った方は是非読んでみてください。(清水佑)
『ぼくらの七日間戦争』
著者:宗田理
小学校の時穴が空くほど読んだ本です。中学生の生少年少女が彼らにとっての「体制」にあたる教師陣に大して叛乱を起こすという、当時は何か面白いことがないか、とずっと考えていた僕にとって理想のような物語だったのですが、今読み返すと面白いもので目線が少年から親目線に変わるんですよね。あの時の気持ちを思い返したりできる大切な本です。(清水佑)
『グミ・チョコレート・パイン』
著者:大槻ケンヂ
この本が好きな人がみんな言うことだと思うんですけど、「これって俺のための話だよな…」って思いながら読んでました。大槻ケンジさんの小説は中高時代のバンド大好き少年だった頃、毎日のように持ち歩いてました。思い出深い一冊です。(清水佑)
『よるのふくらみ』
著者:窪美澄
最近読んだ本ですが、衝撃的でした。それぞれの視点で描かれ、「誰かからの評価もあくまで主観的」という部分や、愛や恋などについてもう一度考えさせられます。セックスが全てじゃないんです。(清水佑)
『神様のボート』
著者:江國香織
江國香織さんも好きな作家さんで、女性目線の物語がとても入り込めます。小学校の同級生にいた、すごく魅力的で綺麗なお母さんの居たあの娘の家もこんな感じだったのかな……とか考えたり。初めて読んだ時と改めて読んだ時では、ラストの印象がまるで違います。是非読んでみてください。(清水佑)
『BLACK JACK 11巻』
著者:手塚治虫
手塚治虫作品が父親の部屋に置いてあって、それを小学校の頃に部屋に入り浸って読んでいました。その点では僕に影響を与えた本と言えると思います。今回持ってきた11巻のラストの「人生という名の列車」という回が1番印象に残っています。説明いらずの超名作です。(清水佑)
『EYESCREAM(2010年 2月号)』
ずっと買っていた雑誌なのですが、この回はエレクトロブームについての特集が載っています。当時実家暮らしをしていた僕には、エレクトロがそこまで周りに聴いている人がいなくて、この特集でお勧めされている音楽をまとめてTSUTAYAで借りてしらみつぶしに聴いて衝撃を受けたことが、今の自分の土壌になっているのかなあ、と思いましたので。(清水佑)
『新・物理入門』
著者:山本義隆
「物理」と聞くだけで嫌悪感を抱く方は多いです。しかし物理ほど世の中の現象を解き明かす学問はありません。あなたがこの本を理解した時、身近な現象を数式化して説明できる感覚の虜になっているはずです。物理のはっきりとした論理性が今の僕の人生に活かされていると思います。(福家佑輔)
『砂の女』
著者:安部公房
幸福の定義を問う安部公房の最高傑作。作中の比喩表現が素晴らしく、じめじめと砂が身体にまとわりつく様な感覚に陥ります。安部公房の描く社会の閉塞感は気持ち悪く、どこか心地良い。そのドライかつウェットな世界観に影響を受けた部分は多いです。(福家佑輔)
『はじめてのルーヴル』
著者:中野京子
僕が絵画に興味をもつきっかけになった一冊です。絵画を見る時には風景や光景と共に作者の思想や歴史を見ていると感じさせられます。この本で得た絵画のイメージはYOOKsのアルバム『Newtownage』にも表れていると思います。(福家佑輔)
ぼくのりりっくのぼうよみの書棚からセレクト ぼくのりりっくのぼうよみの人生を変えた10冊
『魂の駆動体』
著者:神林長平
自動運転がデフォルトになった世界で、人力で運転する「クルマ」を作ろうとする老人が主人公の話です。運転に伴う肉体的な快感が人間の生に大きな意味をもたらしうるよっていう、クルマを飛び越して人生の意味とか生きがいについて考えさせる一冊。傑作であるよ~。
『李陵・山月記』
著者:中島敦
創作に携わる人間で山月記が刺さらない人はほとんどいないと思います。薄いしぜひ通っておいたほうがいい作品かと。もうとっくに権利とか切れてて電子書籍ならタダで読めるのでとにかく読んでほしい。
『キングダム 16巻』
著者:原泰久
現在47巻まででているキングダムですが、その前半戦の最骨頂の巻です。ここだけで相当面白いですが、このクライマックスをきっかけに全巻集めてほしいという願いで出品します。ぜひ!
『魔法の世紀』
著者:落合陽一
ぼくのメディアで対談などさせていただいてる、メディアアーティストの落合陽一氏の著作です。いずれ訪れるであろう未来について書いてあります。かなり難易度が高いですが意識高い人(系じゃなくw)はぜひ!
『日本の風俗嬢』
著者:中村淳彦
なるほど~と思いました。勉強になります。ついつい身の回りの世界に気を取られすぎてしまいますが、こういう世界も同じ日本に存在するという事実を再確認させてくれます。もしかしたらこの本を手に取るのもこの業界の人かもしれませんしね。
『アンドロイドは人間になれるか』
著者:石黒浩
人工知能系の本です。アンドロイドは人間になれるんでしょうか? ロボットとかについて考えることは同時にそもそも人間とは何かを深く掘り下げることを意味するのでおもしろいです。鏡に映った姿見て研究する的な。
『君がいない夜のごはん』
著者:穂村弘
こちらもぼくのメディアで対談させていただいた、歌人の穂村弘さんのエッセイ集です。ごはんをテーマにサクサク読めるエッセイがたくさんはいっていて、なんだか寝付けない夜などにぴったりです。他の著作もぜひ見て頂きたいのでそのきっかけになれば!
『帝王の殻』
著者:神林長平
おなじく神林長平の作品です。火星三部作の第二部と書いてはいますが、これ一冊で独立したひとつの小説なのでとても楽しめます。魂が電脳世界上に保存される時代の話です。本質的な死ってなんなのかな。あ~~~。
『断片的なものの社会学』
著者:岸政彦
少ない(あるいは誤った)情報をむりやりつなぎ合わせてひとつのストーリーを作り上げたりすることなく様々なエピソードを断片的に淡々と並べていく様子が斬新で引き込まれます。
『世界史の極意』
著者:佐藤優
そろそろ世界情勢とか知っとかないと社会人としてやばいよね、と思って買いました。すごい勉強になりましたこれで全部わかるというよりは勉強の仕方とかを教えてくれる感じ。世界情勢が一冊で理解できるわけないですよね。そらそうだ。
- サービス情報
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- かんたん送金、そのまま使える
無料送金アプリ Kyash -
Kyashは友達への送金、お店での支払い、日常のお金のやりとりが、ひとつにまとまるアプリです。
- かんたん送金、そのまま使える
- イベント情報
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- 『NEWTOWN』
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2017年8月19日(土)~20日(日)START 11:00 / CLOSE 20:30
※ 雨天決行 / 荒天中止
料金:入場無料
場所:東京都 日比谷公園 にれの木広場『NEWTOWN』に「CINRAオフィシャルバー」が登場! クラフトビールの飲み比べセットなどを販売します。
- 『「MUSICIAN'S BOOKSTORE」 Powered by Kyash』
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2017年8月19日(土)、8月20日(日)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
出品アーティスト:
あいみょん
evening cinema
CHAI
トリプルファイヤー
ぼくのりりっくのぼうよみ
BOMI
モノブライト
山口元輝
LILI LIMIT
特別参加:サンカクヤマ
- 『大人の学校 in NEWTOWN』
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「休日の過ごし方をカルチャーシフト ~トレッキング・登山編~」
2017年8月19日(土)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
出演:
TWEEDEES
竹下充
MC:黒田隆憲
料金:無料
「楽器の深さを知って音楽の聴き方をカルチャーシフト ~ギター編~」
2017年8月20日(日)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
出演:
Rei
モリシー(Awesome City Club)
MC:金子厚武
料金:無料
- 『Awesome City Clubスペシャルトーク&ライブ』
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2017年8月20日(日)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
出演:
atagi(Awesome City Club)
PORIN(Awesome City Club)
MC:金子厚武
料金:無料
- 「NEWTOWN STAGE」弾き語りライブ
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2017年8月19日(土)、8月20日(日)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
8月19日出演:
田中茉裕(She is連動企画)
にゃんぞぬデシ
8月20日出演:
カネコアヤノ
みきなつみ
- 『「She is」×「lute」×村田倫子 インスタトーク』
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2017年8月19日(土)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
出演:
村田倫子
野村由芽(She is)
五十嵐弘彦(lute)
モデレーター:武田俊(lute)
入場:無料
- 『CINRA.STORE 似顔絵マーケット』
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会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
2017年8月19日(土)、8月20日(日)
8月19日参加作家:
LEE KAN KYO
北村人
8月20日参加作家:
とんぼせんせい
小田島等
小山健
チーム未完成
- 『Anonymous Camp』
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2017年8月19日(土)、8月20日(日)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
参加作家:
matsuda natsuru
N/no
NEWOLD STOCK by オトギデザインズ
suekko lions
tact sato
TERAI craftment
yohaku
エヒラナナエ
関川恵
玉川ノンちゃん
金さん銀さん
山田和寛
松岡マサタカ
前野めり
足立拓人
日向山葵
平木元
北村みなみ
鈴木萌子
- 『Gourmet Street Food vol.3』
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出店者:
good hood food
Lost & Found
PIZZA VAN
Mighty Steps Coffee Stop
ZIP CODE
おにぎり弁慶
MiChoripan
BUTCHER'S TRUCK
ORGAR'S
CUMR FOOD TRUCK
Back2Brooklyn Kitchen Car(8月19日のみ)
虎子食堂(8月19日のみ)
La casa tacos(8月19日のみ)
ToGo.(8月20日のみ)
野毛山カレー(8月20日のみ)
牛煮込屋 赤ねこ(8月20日のみ)
bebible(8月20日のみ)
- 『INDEPENDENT LABEL MARKET:TOKYO』
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2017年8月19日(土)、8月20日(日)
会場:東京都 日比谷公園 にれの木広場
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